関西の塾の特徴

関西の最大手の塾は、最難関校の1校に特化した対策、カリキュラムを組んでいます。従って、そのことを理解した上で選択しなければなりません。とにかく難問を次から次へと課すため、それに耐えられる子どもしか向いていません。首都圏の方が気楽に受講できるほどです。関西の塾は厳しいだけでなく、サポートも手厚いことで知られています。授業が終われば、ただ帰宅させるのではなく、夜遅くまで自習室等で指導します。この時間で塾が出した課題はもちろんのこと、学校の宿題まで片付けてしまうため、家に帰れば何もする必要はありません。保護者にとっては、全てを任せることが出来るため、大変便利な塾でもあるのです。塾が親に求めることと言えば、体調管理くらいなものです。

ここで言う最難関校に特化したカリキュラムとは、首都圏よりも速くなっており、5年生の夏頃には全ての単元を修めてしまいます。ですから速く勉強する癖をつけられるので、たとえその学校を志望していなくても、入塾を希望する家庭は少なくありません。子どもの時分にそこまでの勉学姿勢を身に付けることが出来れば、後々役立つだろうという算段です。関西には他に、高校受験までサポートしている塾もあり、公立高校の受験を並行して考えている家庭に人気があります。関西でも珍しいタイプですから、そうした塾の数は限られます。

塾の経営については、あまり知られていません。塾も一般企業であることに変わりはありませんから、利益を上げることを優先しています。最近は少子化がかなり進み、塾の業界は安泰とは言えない状況にあります。それでも中学受験に対する情熱は高いものがありますから、そうした家庭を取り込むために、色々な努力を続けています。

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